地震の基礎知識

初期微動継続時間により震源を特定する方法

地震の発生における初期微動継続時間という用語があります。この初期微動継続時間は地震の震源を特定するために必要不可欠な要素のひとつです。ここでは初期微動継続時間の意味と震源までを特定する方法について紹介します。

 

初期微動継続時間とは

初期微動継続時間は衝撃を感じてから本格的な揺れまでの時間のことを指します。地震が発生するときに地中から地震波という衝撃が発せられます。この地震波はP波とS波がありますがこの詳細についてはこちらの地震波の種類と特徴についてをご覧ください。

P波とS波は同時に発生していますが速度の違いからP波の方が地表に到着することになります。その早さは毎秒6㎞。S波は毎秒3.5㎞です。震源が8㎞離れていたと仮定してみましょう。

するとP波は1.3秒後に到達、S波は2.3秒後に到達します。その差は1秒。P波を感じてからS波による揺れを感じるまでの時間が10秒だとすれば8をかけて震源までの距離は80㎞ということになります。

震源地までの距離の算出方法

初期微動継続時間×8=震源までの距離

ちなみにこの距離はあくまで概算となります。

震源を特定する方法

初期微動継続時間から震源までの距離を算出すれば、震央も特定することができます。震源域の地震計を基点として震源距離を半径とした円を地図上に描きます。

その円がすべて重なった場所が震源です。この方法で緊急地震速報は発動され被害を最小限にとどめることが可能となりました。

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