地震の基礎知識

北海道地方で起きる地震の特徴と被害について

北海道地方は海溝型地震にもっとも気を付けなければならない地域です。また地震が発生した場合、津波だけでなく積雪などによる二次被害の可能性も大きくなるためより一層注意しなければならないという特徴があります。

ここでは北海道地方の地震の特徴と起き得る被害について紹介します。

 

北海道地方の地震の特徴

北海道地方では他の地方と比べて明治以前の地震の資料が少なく地震活動の特徴を把握したり、長期発生予測を行うことは難しいとされています。

しかし、東部の太平洋側沖合の千島海溝に沿う海溝型地震についてはM8クラスの巨大地震が繰り返し起きているため今後かなりの確率で大地震が起きると言われており、実際の統計学上ほぼ間違いないでしょう。

これに比べて、日本海側の内陸部での地震については繰り返すという特徴がよく分かっていないため将来の予測を行うことはほぼできません。

千鳥海溝沿いの海溝型地震の危険性

千島海溝に沿った海溝型地震の発生領域として4海域(十勝沖/根室沖/色丹島沖/択捉島沖)と考えられています。地震規模はそれぞれM8.1/M7.9/M7.8/M8.1前後で十勝沖と根室沖が連動した場合にはM8.3以上になると予測されています。

また千島海溝沿いではM8に達しない一回り小さな規模の地震が頻発しています。この4海域の平均発生間隔は約10年程度だと言われているため、海溝型地震の特徴である津波の発生には警戒しなくてはなりません。

 

北海道の地震における被害と地震対策

北海道では海岸線は3000㎞と長いため大地震が起きた場合には津波に備えるということが重要です。津波は太平洋側、日本海側どちらにも震源があっても地震後には非常に短い時間で沿岸にまで達してしまします。

その中で震源が日本海側に震源があった1993年の北海道南西沖地震では地震があってから約4分程度で奥尻島に最高30mの高さの津波が押し寄せ逃げる間もなく多くの尊い命が奪われる結果となりました。

この奥尻島の青苗地区では11mものコンクリート防波堤がありましたがこの北海道南西沖地震で発生した津波を食い止めることはできませんでした。沿岸部に住んでいる方は少しでも強い地震を感じたら一刻も早く津波の発生の有無の情報を知り、日ごろから避難ルートを確認しておくことが大切です。

また寒冷機関が長い北海道ではストーブなどを使用しているはずですので、地震による火災の二次災害などを起こさないようにしましょう。

また北海道は凍上対策として家屋の基礎を地中深くに設置していることが多く地震に比較的強い建物構造をしていますが、積雪による雪の重量で地震が起きた場合に倒壊させたりする危険性もあります。

そして落下した雪が交通を遮断したり人に怪我をさせてしまうこともあります。積雪に対する対策も地震にことを考えて適切に行っていくことが大切です。

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