東北・新潟地方 日本で起きた地震

1968年十勝沖地震

1968年(昭和43年)9時49分、深さ0㎞、M7.9、最大震度5の地震が発生し1968年十勝沖地震と命名されました。十勝沖地震は数回に渡って発生しているため過去に起きた十勝沖地震と区別するために年号や元号が付けられます。

1968年十勝沖地震に関しては、震源地が青森県の東方沖にあたりますが十勝沖地震と分類されました。1968年十勝沖地震は太平洋プレートの沈み込みに伴う海溝型地震です。

 

1968年十勝沖地震の概要

この1968年十勝沖地震によって東北地方北部~北海道南部の広い範囲で震度5の揺れが観測され、地震を感じた有感範囲は静岡県や能登半島にまでんでいます。この海域で発生する地震は海溝型地震であるためこの1968年十勝沖地震でも津波が生じました。三陸沿岸では3~5mの高さに達しましたが、この高さは1952年十勝沖地震の2倍の高さとなっています。

波がもっとも高かったのは八戸の北部、そして野田村、宮古湾、大槌湾です。5月16日の9時49分に発生した本震から約10時間後の19時39分にM7.5の大きな余震が発生しています。約1ヶ月後の6月12日22時42分にもM7.2の余震が発生しました。

本震が発生した直後の5月16日の9時51分から北海道十勝岳の地震活動が活発化し、噴煙の量も地震後多くなったと確認されています。

1968年十勝沖地震の被害

この地震によって被害が大きかったのは北海道、青森、岩手県ですが南は埼玉県にまで被害が及んでいます。全体での死者数52人、負傷者数330人、建物全壊673、建物半壊3,004でありそのほとんどは青森県に集中しています。青森県で被害が大きくなってしまったのは、地震発生の3日前から前日までの間に200㎜以上の豪雨となってしまったことによる地盤の緩みが原因です。

また津波は漁業施設の一部に被害を出しているものの、大きな被害を与えることはありませんでした。これは地震発生の際に干潮時であったことが関係しています。また1960年に津波によって大きな被害を出したチリ津波地震において防波堤が強化されていたなどの要因が絡んでいます。

この地震によって函館大学の1階が押しつぶされ、効率の小中高学校、また専門学校や大学など232校が全半壊してしまうなどコンクリート造建築物の被害が多くありました。

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