東海・中部・北陸地方 日本で起きた地震

福井地震

1948年(昭和23年)6月28日16時13分、福井平野の真下(深さ0㎞)で発生した横ずれ型の内陸型地震です。この地震は福井地震と命名され最大震度6、地震の規模を示すマグニチュードはM7.1でした。

死者数は3,769人、負傷者数は22,203人と大きな被害が福井県に生じました。

 

福井地震の概要

福井市では震度6が記録されましたがこの地震を機として翌年にはそれまで震度6までしかなかった気象庁震度階級に新たに震度7が設けられました。地震を感じた範囲は関東地方から中国四国地方にも及びました。

この地震では地表に見える断層は出現しませんでしたが、周辺の測量によって福井平野東緑の地下でほぼ南北に長さ25㎞の左ずれ断層を生じ、東側が北に最大約2mずれると同時に最大約70㎝隆起したことが認められました。

なお、最大の余震は本震の6分後に発生したM5.8の地震でした。

福井地震による被害

福井平野では多くの集落で家屋の全壊率が100%近くに達しました。その範囲は南北に20㎞、東西に10㎞ほどで平野部周辺の山地に近づくとその被害は激減しています。沖積層が暑く地盤の軟弱な平野中央部で被害が大きく丸岡や森田などではほぼ全壊となりました。

この地震全体では死者数3,769、負傷者数22,203人、家屋倒壊36,184棟、半壊11,816棟、焼失3,851棟などの被害が生じました。この地震によって地割れが無数に生じ、地盤が弱い被災地のいたるところで噴水や噴砂といった液状化現象が見られました。

また日本では珍しい例として福井市南東部の和田出作町で草取りをしていた女性が直立した状態で埋もれて死亡していました。地割れに挟まれたと言われていますが液状化現象による埋没なのではないかという説もあり詳しいところは分かっていません。

なお、本震の1ヶ月後に福井地方を襲った豪雨が河川を氾濫させさらに災害を拡大させてしまう結果となりました。

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