日本で起きた地震 九州・沖縄地方

桜島の地震

1914年(大正3年)1月12日18時28分にM7.1、最大震度6(推定)の地震が桜島の噴火によって発生しました。鹿児島湾勢緑断層が活動した可能性も考えられています。

 

桜島の地震の概要

この桜島の地震は九州内陸部の浅いところで記録された最大規模の地震です。この地震で震源の近くでは震度6相当、鹿児島県全域が震度4~5の揺れとなり地震を感じた範囲は中国・四国地方の西部にまで及びました。

前年の1913年12月下旬より全庁的な活動があり1月10日には大地からの鳴動と地震、11日15時ころからは山頂の崩壊が見られ当日12日は10時頃から噴火が始まり、18時28分に大地震となりました。

翌日の13日20時頃から溶岩を流出し29日には桜島と大隅半島とつながりました。なお、一連の火山活動に伴って桜島周辺では同心円状に最大50㎝程度の地盤の沈降が見られました。

桜島の地震による被害

被害は現在の鹿児島市に集中したほか、国分市および喜入町で若干の被害があり、地震の大きさの割には被害範囲が小さかったようです。

震動による被害がひどかったのは鹿児島市、とくに城山より東の海岸沿いで市内だけで死者13人、負傷者96人、住家全壊39、半壊130となりました。このほかに鹿児島郡全体で死者22人、負傷者16人、家屋全壊81、半壊65などの被害があり家屋や石塀の倒壊による圧死が多かったようです。

また避難中の10人が天神ヶ瀬戸の崖崩れにより死亡する被害もありました。このほかレールが折れ曲がったり落石などによる鉄道の被害、地面の亀裂、水道や煙突の破損なども多数発生しました。なおこれらとは別に噴火によって行方不明23人、家屋焼失2,148という大きな被害を出しています。

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